アメリカ・サンフランシスコ発の老舗チョコレートブランド 「ギラデリ(Ghirardelli)」 は、
そんな“幸福のひと口”を170年以上にわたって世界中に届けてきました。

1852年の創業以来、ギラデリは本物のカカオの味わいと上質な甘さにこだわり、
今では「リンツ」「ゴディバ」と並ぶアメリカを代表する高級チョコレートブランドとして知られています。
リンツ(Lindt)の歴史と日本での展開:そして日本限定商品のご紹介
この記事では、
🍫 ギラデリ誕生の物語
🏛️ サンフランシスコ名物「ギラデリ・スクエア」
🛍️ 日本で買えるおすすめ商品・限定フレーバー
などをわかりやすくご紹介します。
旅行気分で、あなたも“アメリカの甘い伝統”を味わってみませんか?
サンフランシスコ発、170年の歴史をもつ老舗ブランド「ギラデリ」
1852年──アメリカ西海岸がゴールドラッシュの熱気に包まれていた時代。
その中でひとりのイタリア人菓子職人、ドメニコ・ギラデリ(Domenico Ghirardelli) は、遠くジェノバからサンフランシスコへと渡り、夢と希望を胸にチョコレートづくりを始めました。
当時、チョコレートはまだ“贅沢品”であり、一般の人々には手の届かない存在でした。
しかしギラデリは、上質なカカオと砂糖のバランス、そして温度管理にこだわり、
「どんな人にも、特別な瞬間を届けるチョコレート」を目指しました。
やがてその味はサンフランシスコ中で評判となり、ギラデリの店には長い列ができるほど。
こうして彼の名は「アメリカを代表するチョコレート職人」として知られるようになっていきます。
ギラデリが特筆される理由のひとつが、今で言う「Bean to Bar」――
つまり、カカオ豆の選定から焙煎・製造・包装までをすべて自社で行う一貫生産という理念です。
このスタイルは当時では非常に珍しく、品質の安定と風味の深みをもたらしました。
ギラデリはカカオの仕入れ先にまで足を運び、豆の発酵や乾燥方法をチェック。
「チョコレートは、原点のカカオから美味しさが決まる」という哲学を守り続けたのです。
その後、ギラデリのブランドはアメリカ全土へと広がり、
1950年代には輸出も開始。現在では日本・ヨーロッパ・アジア各国の空港や高級スーパーでも見かけるようになりました。
現在、ギラデリはスイスの名門「Lindt & Sprüngli(リンツ&シュプルングリー)」グループの一員。
リンツの滑らかさとギラデリの濃厚なコクという、ヨーロッパとアメリカの融合ブランドとして進化を遂げています。
1906年のサンフランシスコ大地震の際、ギラデリの工場は奇跡的に倒壊を免れ、
そのまま街の復興を支えたといわれています。
工場跡地はのちに再開発され、現在の「Ghirardelli Square(ギラデリ・スクエア)」として観光名所に。
かつてチョコレートの香りで満たされていたその場所は、今でも“甘い歴史”を感じさせるスポットです。
ギラデリのチョコレートが伝えたいのは、“贅沢ではなく、幸福”。
日常の中の小さなご褒美として、誰もが味わえる上質なひとときを届ける。
それが、170年以上変わらないギラデリのブランドスピリットです。
観光名所にもなった「ギラデリ・スクエア」
サンフランシスコ湾を見下ろす丘の上に、レンガ造りの温かみある建物が並ぶ一角があります。
そこが、「Ghirardelli Square(ギラデリ・スクエア)」――
かつてギラデリ・チョコレートの本社兼工場があった場所です。

19世紀に建てられたこの工場は、サンフランシスコのチョコレート産業の象徴として栄えました。
しかし20世紀半ば、製造拠点が郊外に移転し、一時は閉鎖の危機に。
そんな中、地元市民の「この建物を残したい」という声により再開発が始まり、
1960年代にアメリカ初の歴史的建造物再利用型ショッピングエリアとして生まれ変わりました。
この再生プロジェクトこそが、後に“リノベーション文化”の先駆けといわれる存在となります。
今では世界中の観光客が訪れるサンフランシスコの名所の一つです。
広場の中心には、今もギラデリ直営のチョコレートカフェがあります。
ドアを開けた瞬間に漂う甘い香りと、機械がチョコレートを練る低い音。
その中で味わう名物スイーツが、**「ワールドフェイマス・ホットファッジ・サンデー」**です。
温かいチョコレートソースをたっぷりかけたアイスクリームは、まさに至福の一品。
濃厚でありながらも口当たりは軽く、サンフランシスコの風と一緒に味わうと格別です。
夜になると、「GHIRARDELLI」と輝く巨大なネオンサインが点灯します。
湾越しに見えるアルカトラズ島やゴールデンゲートブリッジを背景に、
このサインを撮影するのが“お決まりの観光ショット”。
石畳の広場にはおしゃれな雑貨店やワインバーも並び、
昼間はファミリーや観光客、夜はカップルで賑わいます。
住所:900 North Point St, San Francisco, CA 94109
📍 Googleマップ:Ghirardelli Square – San Francisco, CA
アクセス:ケーブルカー「Powell–Hyde Line」の終点から徒歩1分
おすすめ時間帯:夕暮れ〜夜(ネオン点灯の時間帯)
周辺スポット:フィッシャーマンズワーフ、ピア39、アルカトラズ島フェリー乗り場
| ランキング | メニュー名 | 内容 | 価格(目安) |
|---|---|---|---|
| 🥇 1位 | World Famous Hot Fudge Sundae | 濃厚なホットチョコソース×バニラアイスの定番。創業以来の看板メニュー。 | 約US$16 |
| 🥈 2位 | Sea Salt Caramel Sundae | 自家製ブラウニー+キャラメルソース+ホイップの濃厚スイーツ。 | 約US$16 |
| 🥉 3位 | Ghirardelli Hot Cocoa | ミルクとダークチョコの絶妙なバランス。 | 約US$6 |
💡 旅行者メモ: どのメニューもボリュームが多めなので、2人でシェアするのがおすすめ。
特に「World Famous Hot Fudge Sundae」は“ギラデリに来たら一度は食べるべき一品”です!


サンフランシスコの代名詞ゴールデンゲート・ブリッジが描かれたパッケージはお土産にぴったりです。

おしゃれなマグカップは色がネイビー、イエロー、レッドの3色展開です。

チョコレートの他にもココアや、チョコレートソース、ブラウニーのキットなど購入することができます。

人気No.1の「スクエアチョコ」シリーズ
ギラデリの代名詞といえば、やはりこの小さな四角いチョコレート。
一口サイズの**「Ghirardelli Squares(ギラデリ・スクエア)」**は、
サンフランシスコ土産としても、世界中のチョコレートファンに愛される定番シリーズです。

パリッとしたチョコの中に、とろけるフィリング。
包みを開けた瞬間に広がるカカオの香りと、リッチで深い味わい――
まるでひと粒の中に、ギラデリ170年の情熱が凝縮されているかのようです。
定番から限定まで!人気フレーバーの魅力
| フレーバー名 | 味の特徴 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| ミルクチョコレートキャラメル | とろけるキャラメルとまろやかなミルクの甘さ。ギラデリの定番中の定番。 | コーヒーブレイクやギフトに |
| ダークチョコレートシーソルトキャラメル | ビターなチョコに塩キャラメルの甘じょっぱさが絶妙。 | ワインのおともに |
| ラズベリー | フルーティーで爽やかな酸味。女性人気No.1。 | 午後のティータイムに |
| ホワイトチョコレートクッキー | サクサクのクッキーとクリーミーな甘さ。 | 甘党さんにおすすめ |
| ペパーミントバーク(冬限定) | ホリデーシーズンの定番。ミントとホワイトチョコの清涼感。 | クリスマスギフトに最適 |
💡 Tip: ギラデリのスクエアは、冷蔵庫で冷やしても、少し常温で溶かしても美味しい!
冷やせば“パリッと”、室温なら“とろり”と変化する食感が楽しめます。
ギラデリは季節ごとに限定パッケージを展開しており、
春はストロベリー、秋はパンプキンスパイス、冬はペパーミントバークなど、
アメリカらしい華やかなデザインと味が楽しめます。
特に「Assorted Squares Bag(アソートバッグ)」は、
人気フレーバーがミックスされたお得なセット。
ギフト用にも、自分への“ご褒美チョコ”としても人気です。
日本ではカルディ・成城石井・コストコなどでアソートが期間限定販売されるほか、
Amazon・楽天・iHerbでも輸入版が通年購入できます。
💰 価格目安
- 小袋(約5〜10枚入り):¥700〜¥1,200
- アソート大袋(約50〜100枚):¥3,000〜¥5,000
まとめ 〜ギラデリがくれる“アメリカの幸福感”
ギラデリは単なるチョコレートブランドではなく、
“サンフランシスコの文化と幸福の象徴”。
一口で広がる濃厚な香りと滑らかな甘さは、
1852年から続く伝統と情熱の味そのものです。
👉 次にサンフランシスコを訪れるときは、ぜひ「ギラデリ・スクエア」で本場の味を体験してみてください!


